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原土のお仕事
- 2009/09/01(Tue) -
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原土仕事の乾燥段階。

真ん中の色の違う土は、種類の違う粘土を練って埋め込んだもの。
収縮が違うために、かなりヒビが入ったり割れたりする。
原土仕事なのでそれは良し。

様々な性格の土があり、収縮率、可塑性、色、手触りなどがすべて違う。当たり前だが。
だが、陶芸の粘土を当たり前に触っていると、この個性の違いが当たり前だという事を
忘れそうになる。ビニールから出てくるのが粘土ではないのだ。

自分も陶芸に触れた頃は、当たり前に陶芸ショップなどで粘土を買い、使っていた。
まあ、当たり前である。

しかし今は、その粘土を作っている。

山師と呼ばれる人たちが、勘と経験から陶芸の土として耐える事ができる原土を掘り
トラックで運んでくる。山の土と言ってもなんでも良い訳ではない。耐火度、可塑性、など
様々な条件が絡んでくる。
その原土を、自分たちは調合をしていくのだが、その間に多様な表情を見せてくれる。
泥の状態や、乾燥。それは「はっ」とするほど美しいものだ。

自分で言うのもなんだが、陶芸の粘土というのは材料メーカーが作った、産業用の品物だ。
土のよい所や、扱いにくい所を均一化して品質の高い物として作っている。
良い悪いではなく、それが現実だと思う。

ただそれがすべてではない。

実際には、個人で山から土を掘ってきてゴミをとり、水ヒして乾かして練っていくのは
重労働だ。だから売られている粘土を使えば良いと思うのだが、
いろんな原土があるという事を体感として感じておくのは、物作りの人には必要なことかな
と思ったりもした。

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