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- 2011/04/28(Thu) -

 明日は休日という事で、次朗の個展を見に行こうと思う。次朗とは専攻科の同期であり、アパートも同じ、バイトも同じで、まあいろんな時間を過ごした。

 衝撃的な出会いというのを、生きているうちに何度味わうのかは分からないけれど、彼との出会いはその一つだったかもしれない。もし本人が見る事があると嫌なので、あまり書かないが。

 ぼくらの年代は、かなり優秀でおかしな人達が集まった面白い代であった。刺激を受けたり、驚かされる出来事がたくさんあったが、黒ぶち眼鏡をかけたひょろひょろの爆発頭の男の子が握ったり触ったりするだけの粘土が、もうすでに魅力的だったのだ。ろくろをうまくひく人、創作の上手な人はそれまでに何人も見ていて、「ああ、上手だな」と思う事はあっても、「魅力的」だと写った経験は初めてだった。本能的に自分のフィルターを通して物を作るという事が出来て、その時点ですでに「作品」として通用すると思った。「ああ、才能ってこうゆう事か。敵わねえな。」と感じた事を今でも覚えている。

 これが次朗に対する第一印象で、今でもものすごくそれが変わった訳ではない。生活に溶け込むように、生活を楽しくさせる物。手に取り「欲しい」と思わせるものは僕よりも豊かな才能によって作られる。自分は自分のフィールドを見つけて勝負するしかないなあと思ったんだな。

 次朗だけではなく、そんな豊かな才能に学生時代に触れる事ができたから、いまでも陶芸が好きで、なんとか作る楽しみの中生きている事を有り難く思う。

 


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吉田次朗 個展

本田

岐阜市金屋横町5
tel 058-264-2980

2011年4月23日(土)-5月2日(月)
会期中無休 
在廊日23日
11:00-18:00 





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